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デンタルインプラントよもやま話
工学的アプローチの限界が見えていた
歯科医のお仕事は医療でありつつどうも工学の匂いがする。削ったり埋めたり塑性したり。
中でもとりわけデンタルインプラントには工学を感じる。歯というものの特殊性から実際工学的な要素が必要だからだろう。何せ歯は硬い。体中のどこよりも硬く、どの部分と比べても異質だ。皮膚や内臓を相手にしいてる際には全く必要のない工具のような治療機器が必要になる所以だ。その歯のイミテーションを作ろうという段なってはもう工学以外の何者でもない。さらにインプラントにはネジ穴まである。ネジで連結する方式は生命の印象と対極にあると感じる。
しかし、その工学の結晶たるデタルインプラントの義歯をいざ歯槽骨に植えつけようという段になると、いきなり生化学的な分野が介入してくるかに思える。異物を植えつけるのだ。それを何とかするには何か特別な学問領域が必要に思えて来る。
多分本来実際にそうだったに違いない。工学的アプローチの限界がそこに来ていたに違いない。
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